目次
「エイサー」って
太鼓叩いたりしてるのは
知ってるんだけど
よくわからない
って人いませんか?
そんな方のために
「エイサー」について
詳しく調べてみました。
というか僕も知りたかったんで
調べたことをシェアします。
よかったらぜひ最後までご覧ください。
エイサーとは?
沖縄の伝統芸能である「エイサー」は、
本土で例えると盆踊りにあたるもの。
ということで
「エイサーとは?」
の答えを簡単にいうと
沖縄特有の「盆踊り」のことです。
もともとは、お盆に
あの世から戻って来た
ご先祖様の霊を、また無事に帰って
いけるようにお送りするのが
本来の役割なんです。
家内安全や健康を願うものです。
先祖を大事に敬う沖縄では、
大切な旧暦行事の一つです。
沖縄のお盆は
旧暦の7月13、14、15日です。
ちなみに旧暦の7月13、14、15日は
毎年違います。
2019年の旧盆は、8月13、14、15日で
たまたま一般的なお盆と同じ日になりました。
2020年の旧盆は、8月31日、9月1、2日です。
こんな感じでかなり日にちが違っていますね。
エイサーで踊るのはそれぞれの地域の
青年会の若い人たちです。
「盆踊り」といっても、
本土みたいにやぐらの周りを
皆んなで囲って踊る感じとは
まったく違います。
旧盆の夜に、
祖先の霊を供養するために
各地域の青年会の若者たちが
歌と太鼓の音に合わせ、
踊りながら地域の道を列になって
ゆっくりと歩きまわります。
毎年7月ごろになるとそれぞれの
青年会で練習がはじまります。
沖縄中で行われますが、
ひと際沖縄市やうるま市など、
本島中部地域で活発です。
当日は、数十人から場所によっては、
100人にもおよぶエイサー集団が
地域の家々をまわり、門の前で
踊って先祖の霊をお送りします。
もともとは、
ご先祖があの世に戻るとされている
旧盆の最終日に行われていました。
最近では旧盆の期間中(旧暦7月13、14、15日)は
毎日行われるようになりました。
さらにエイサー人気の高まりで、
お盆とは関係ない日でも
エイサーイベントが
行われるようになりました。
道ジュネー/ ( みちじゅねー )
ひとくちにエイサーと言っても、
その型は色々あります。
道ジュネーとは、
旧盆の夜に、村の青年たちが
各地域の道を
エイサーを踊りながら
家の前を練り歩く沖縄の伝統行事です。
もともとエイサーは
手踊りだけのスタイルだったのですが、
戦後、沖縄市の若者たちが
豪快に太鼓を鳴らして練り歩くという
道ジュネースタイルが生まれました。
その後、各地域によって
それぞれに変化して
現在のエイサーの姿となっています。
エイサーの定番曲やかっこいい曲
「エイサー」に限らないんですが
沖縄の催しの最後の締めに
よくカチャーシーという
踊りを踊るんです。
阿波踊りみたいな感じに
両手を挙げるようにして
皆で自由に動きまわって踊ります。
その時にかかる定番曲が
「唐船ドーイ」です。
この曲が流れると
その場にいる人達みんなで自由に踊りはじめます。
皆で踊って楽しみましょう
って雰囲気になります。
楽しいからカチャーシーが大好き
という人も結構います。
他に定番曲としては、
「仲順流り(ちゅんじゅんながり)」
「ダイナミック琉球」
「五穀豊穣」
などがあります。
「エイサー」で流れる曲は
かっこいい曲が多いですよね?
「ダイナミック琉球」なんかは
個人的に
かっこいい曲だと思います。
あなたもお気に入りの曲が
みつかるかもしれないですよ。
エイサーの隊列の構成
エイサーにはいろいろな役のある隊列があります。
1.「旗頭」
(先頭で青年会の旗をなびかせる役 )
2.「地方(じかた)」
(三線(さんしん)を弾きながら唄う役)
3.「大太鼓」
(大太鼓を鳴らしながら踊る役)
4.「パーランクー 」
(小型の太鼓を鳴らしながら踊る役)
5.「締太鼓」
(中ぐらいの太鼓を鳴らしながら踊る役)
6.「手踊り」
(手首をひねりながら踊る役)
7.「サナジャー(チョンダラー)」
(道化的な役割の人)
というのが基本の隊列の構成です。
それぞれもう少し詳しく説明していきますね。
1.旗頭(先頭で青年会の旗をなびかせる役 )
隊列のトップでかなり重い旗を、
曲に合わせてテンポ良く振ります。
他の青年会と出くわすと、
相手の旗頭と競い合うように旗をなびかせます。
青年会ごとに旗に違いがあるので
それもチェックポイントのひとつ。
2.地方・地謡/ (じかた、じゅうてい)
(三線(さんしん)を弾きながら唄う役)
先頭もしくは、一番後ろで
三線(さんしん)を弾きながら、
民謡やエイサー節を唄います。
エイサーに欠かせない存在。
踊り手のリズムを引っ張る大切な役回り。
たいていは青年会のOBだったり
地域の名人・老人だったりする。
だいたい2~6人。
3.大太鼓(大太鼓を鳴らしながら踊る役)
三線の音をしっかりととらえる人が務めます。
エイサーの音頭取り的な役回り。
演技中は全体の音がずれないように絶えず先導し、
一打でも気を抜けない大事な位置付けです。
大きい大太鼓を持つため
体格と体力も必要とされます。
大太鼓を身に付けて
行動を縛られるのにもかかわらず
ダイナミックで生き生きとした
演技をします。
大太鼓の音がエイサーの壮大さを生み出す。
太鼓打ちの中で一番大きな太鼓。
直径50cmくらいで、和太鼓に似ています。
4.パーランクー(小型の太鼓を鳴らしながら踊る役)
パーランクーは一番小さな太鼓。
直径20cmほどで、片面にだけ
皮が張られていて手で持ちます。
伝統エイサーの特徴の一つで、
念仏踊りの名残りとして使われています。
軽やかなのに、夏の夜空に響き渡り、
三線のリズムに乗った素晴らしい
演舞は引き込まれます。
5.締太鼓(中ぐらいの太鼓を鳴らしながら踊る役)
締太鼓は演舞の華といえます。
太鼓打ちの中で中ぐらいの太鼓。
直径30cmくらいで、
鼓(つづみ)に似ています。
6.手踊り(手首をひねりながら踊る役)
主に女性が何ももたずに、
リズムに合わせて手首に
ひねりを加えながら
手を左右に流れるように
動かしながら踊るもの。
しなやかな踊りで華を添えます。
地域によって扇などの
道具を使う場合もある。
7.サナジャー(チョンダラーと呼ばれる事もある)
エイサー隊のなかに
顔を白く塗り、
いちばん人目を引く格好をした人を発見したら、
それがサナジャーです。
一見するとピエロのような感じなんです。
観客を盛り上げたり、
隊列を整えたりするのが役どころ。
唄って踊ることもあります。
たいていは、エイサーの
ベテランがこの役どころを務めます。
周囲を見回し、観客を誘導したり
隊列を整えたりしながら
調和をとって全体をまとめます。
ユニークで独創性のあるメイクや
コミカルな踊りも見どころです。
エイサーの見どころ
体の中まで響く太鼓の音や
迫力ある全体的な演舞は言うまでもなく、
細部について工夫された
鮮やかな衣装や旗も見どころです。
各地域それぞれに違った隊列の構成や
バチさばき、足さばきなど
いろいろと細かい部分についても
見るほどにエイサーの魅力が見つかり、
見飽きることがありません。
初めてエイサーを見た時、
誰でも自然に心に響くモノを感じてしまうハズ。
この気持ちの高ぶりはどこから起こるのか?
なにが見る人の魂をこれだけ揺さぶるのか?
それは太鼓の音や踊りの
凛々しさもあるでしょうが、
心を打つ本当の要因は、
沖縄の若者たちが
自分の地域のエイサーを、
誇りを持って、本気になって、
力強く、魂をこめて
全力で踊る姿にあるのでしょう。
きっとあなたも心が震えますよ。
まとめ
いかがだったでしょうか?
僕も知らなかったんですけど
隊列とかがしっかりとあるんですね。
あなたも知っているようで
知らなかったことも
あったのではないでしょうか?
「エイサー」が
グッと身近になって
新たな魅力が発見できたと思います。
「エイサー好き」という女性は
結構多いみたいです。
あなたも「エイサー」の虜に
なりましたか?
ということで
知れば知るほど
沖縄っておもしろい☆
って思いませんか?
最後までご覧いただき
ありがとうございました。