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沖縄は「東洋のガラパゴス」と呼ばれる理由と由来
沖縄は「東洋のガラパゴス」と呼ばれているんですが
その理由と由来や、
そもそもガラパゴスって何?
ってことについて書いていきます。
ガラパゴスとは?
南米のエクアドルという国に
「ガラパゴス諸島」があります。
太平洋上に位置する孤立した島で、
そこにしか存在しないさまざまな
固有種の動植物が生息しています。
進化論で有名なダーウィンは、
このガラパゴス諸島を訪れて
生き物たちを観察して、
進化論のヒントを得たと言われています。
孤立した島のため
外敵が少ない環境だったことから、
独自の進化をした
とされる動植物が誕生あるいは
生き残り、生息しています。
ガラパゴスゾウガメなどがで有名ですね。
そんな周囲とかけ離れ、孤立した島で、
独自の進化をしたと言われている動物たちが
たくさん棲んでいるガラパゴスに
似ていることから
沖縄は東洋のガラパゴスとも言われています。
沖縄にいる固有種
沖縄にいる固有種は、
ほ乳類だとイリオモテヤマネコ、
鳥類だとヤンバルクイナが有名ですね。
イリオモテヤマネコ
イリオモテヤマネコは、
約20万年前からいるとされていて、
「生きた化石」と呼ばれています。
名前の通り、西表島(イリオモテジマ)
にしか棲んでいません。
同じアジアに住むベンガルヤマネコの亜種と
考えられています。
ネコは水が嫌いなはずですが、
イリオモテヤマネコは泳いだり、
川にもぐって魚を捕まえたりすることも
あるそうです。
ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナは、沖縄本島北部の
山原(やんばる)の森にしかいない鳥です。
1981年に発見されたので
発見からまだ30年くらいしか経っていません。
体長は約30cmで、山原の森には外敵がいないため、
「羽が退化して飛べなくなった」と言われています。
マングースは外来種で、
もともと沖縄に
棲んでいない動物でしたが、
ハブを退治するために、
1910年につれてこられたそうです。
でも、肝心のハブは食べず、
別の貴重な動物を食べてしまう
ようになりました。
沖縄にしかいないヤンバルクイナも
食べられてしまようになったため、
今では県がマングース退治をすすめています。
山に棲む亀 リュウキュウヤマガメ
リュウキュウヤマガメは、
沖縄本島と渡嘉敷島。久米島にしか生息していません。
山に棲んでいて、じめじめした場所が好きで
川の周辺にもいるそうです。
卵を一度に1個しか産まないため、
一度数が減ってしまうと
なかなか戻らないことから、
絶滅が心配されています。
固有種は他にもたくさんいます。
沖縄は海も青くてきれいです。
底が見通せるほど透き通っています。
海に潜らなくても
海の上から、色とりどりの熱帯魚が泳ぐ姿を
見ることができます。
サンゴやサンゴ礁は
魚たちの棲みかにもなっていて
海の生き物がたくさん集まってきます。
ひと口にサンゴといっても世界中の海には
約800種のサンゴが生息すると考えられています。
沖縄の海には、その約半数以上が
生息しているといわれています。
これは、世界的にも種類数の多い海域
なのでそんなところも
沖縄の魅力のひとつです。
サンゴとサンゴ礁の違い
「サンゴ」ってイソギンチャクに似た
肉食の動物なんです。
どちらかと言うと植物のようですよね。
でも、動物です。
しかも肉食なんですね。
ちょっと驚きじゃないですか?
「サンゴ礁」は
サンゴや石灰藻、有孔虫、貝など
様々な生物が死んでかたくなり
石灰質の骨格を何万年も
積み重ねて海面近くまで高まってできた地形のこと。
ということで、
「サンゴ」は生きもので、
「サンゴ礁」は地形のことです。
サンゴ礁は「海の熱帯林」ともよばれ、
多様な生き物の棲みかになっています。
サンゴのまわりの小さな魚をエサにする
大きな魚も集まって、いろいろな種類の
熱帯魚が集まる豊かな海になっています。
沖縄は海も素晴らしいですよね。
まとめ
「沖縄の魅力!「東洋のガラパゴス」と呼ばれる理由とは?固有種の宝庫!」
ということで書きましたが
いかがだったでしょうか?
固有種がたくさんいたり
海のサンゴの種類が豊富だったり
沖縄には魅力がたくさんありますよね。
僕が住んでいるところでは
固有種に遭遇することはないんですが
少し車を走らせて山原(やんばる)の森まで行けば
ヤンバルクイナに出会えることもあるそうです。
早く見てみたいんですけどね。
知れば知るほど
沖縄っておもしろい☆
って思いませんか?
最後までご覧いただき
ありがとうございました。