漢字が読めない
僕が移住した当初によく思ったのが、
読み方がわからない漢字が多いなぁ
ってことです。
沖縄ってほんとに読めない漢字が多いです。
難しい漢字ということではないんです。
簡単な漢字のはずなのに
読み方がわからないんです。
「城」がグスクだったり
「御嶽」がウタキだったりします。
ゴコクと読みたくなりませんか?
でも違うんですよ!?
ちなみに
御嶽は拝む場所のことです。
こんな感じで
一度聞いても覚えられない漢字が多くて
あれっこれ何て読むんだっけ…
ってなります(笑)
他にも、「南風原」という地名があるんですが、
「ハエバル」と読みます。
初めて知ったときは、
僕は
なんで?
と思ったんですけど…
あなたはどう思いましたか?
簡単なはずの漢字なのに
読み方の難しい漢字が
まだまだたくさんあるんで紹介します♪
沖縄っておもしろい☆
読み方が難しい?東西南北
沖縄で東・西・南・北のことを
アガリ・イリ・フェー・ニシと言います。
方角の言い方だけ見てもこれだけ違うので、
標準語と沖縄語がかなり違っている
ということがわかります。
アガリ(東)は、太陽が上がる方角だからアガリ。
イリ(西)は、太陽が入るからイリ。
この東と西は
太陽の動きをイメージすれば
分かりやすいので
覚えやすいですね。
ところで、
西のイリは、
あなたも1度は
聞いたことがあると思います。
イリオモテヤマネコの
イリオモテが沖縄の離島
西表島(いりおもてじま)のことなんです。
なので、
沖縄で西をイリと読むことを知らなくても
使ってたんじゃないですか?
ちなみにイリオモテヤマネコは
西表島のみに生息しているネコで
絶滅危惧種です。
西表島は東洋のガラパゴスとも呼ばれ、
島のほとんどが亜熱帯のジャングルで覆われ
国立公園になっています。
そのため西表(イリオモテ)ならではの
希少な動植物がたくさん生息しています。
ちょっと話が逸れてきたので
方角の話に戻します。
東と西は太陽が出たり入ったりする
ということで、
分かりやすい基準がありますが
南と北の場合にはないですよね?
南(フェー)と北(ニシ)の語源は何だと思いますか?
ずばり、
風の名前から付いたそうです。
先に南風に名前が付いていて
(例えばフェー○○)
その名前から取って
南がフェーと言われるようになった
ってことです。
北風や南風は生活する場所によって
いろいろ変わります。
同じ沖縄県でも、
南のことを沖縄本島では「フェー」
八重山諸島だと「ハイ」または「パイ」と言うそうです。
ところで
北のことは沖縄方言で
ニシと言うんですが、
北なのにニシと言うのは、
西とまぎらわしいですよね。
石敢當の読み方
沖縄には「石敢當」と書かれている
表札のようなものが家の塀などでよく見かけるんです。
読み方は「イシガントウ」と読みます。
歩いているとあっちこっちで見かけるんです。
初めて見た時に
これは一体なんなんだ?
と思ったんです。
「石敢當」という名前の人の
おうちのの表札なのかと思いきや、
足元のほうに付いていたりするんで
表札ではないような気もします。
じゃあこれは、
道祖神のようなものなのか
とも思いましたが、違いました。
正解は「魔除けのための護符」なんです。
付ける場所は、丁字路や三叉路の
突き当りのところに設置するそうですが、
そうは見えないところでも見かけます。
場所によっては
一家に一つ付けるものなのか
と思うくらいたくさん見かけます。
「石敢當」は、
付ける理由が、おもしろくて
魔物というのは、角を曲がるのが下手で
直進するものらしく、
丁字路の正面に家があると
そのまままっすぐ入ってきてしまうそう。
そのため魔除けの護符として石敢當を
付けて家を守るということです。
回り込んで入ってくるという考えはないらしいです。
それにしても「魔物は直進するもの」という設定は、
謎ですよね(笑)
まとめ
こんな感じで
「沖縄では漢字が読めない!?読み方が難しい?御嶽・東西南北・石敢當」
について書いてきましたが、
どう思いましたか?
簡単でしたか?
僕は難しいと思ったんです。
簡単なはずの東西南北の漢字が
読めないんですよ!
読み方を間違えてしまうんです。
今回は御嶽・東西南北・石敢當
くらいしか紹介しませんでしたが、
他にもたくさんあります。
読み方だけじゃなくて、
沖縄ならではの逸話なんかがたくさんあって
知れば知るほど
沖縄っておもしろい☆
って思いませんか?